COLUMN

コラム

ポリウレア塗装の事例でわかる!ポリウレア塗料の耐薬品性・耐久性

ポリウレア塗装の耐薬品性や施工事例を、ポリウレア塗料のプロが解説します

工場の安定稼働は、企業の生産性や収益性を左右する重要な要素です。設備の老朽化や腐食は、生産効率の低下や予期せぬトラブルを引き起こすリスクとなります。特に、防水や耐薬品性を高めるための対策は、過酷な環境下にある工場設備を守るうえで欠かせません。

ポリウレア塗料は、従来の塗料では対応が難しかった過酷な環境に優れた性能を発揮するとして、注目を集めています。超速硬化、高強度、高耐久といった特徴を持つポリウレアは、工場設備の保全における課題を解決する可能性を秘めています。

こちらでは、ポリウレア塗装がもたらす高防水・高耐久のメリット、耐薬品対策における有効性、そして具体的な事例について詳しく解説します。

ポリウレア塗装がもたらす高防水・高耐久性

ポリウレア塗装がもたらす高防水・高耐久性

ポリウレア塗装は、従来の塗料とは一線を画す独自の特性から、さまざまな産業分野で注目を集めています。特に、過酷な環境下での高い防水性と耐久性は、工場設備保全の新たな解決策として期待されています。

ポリウレア塗料とは?

ポリウレアは、イソシアネート化合物とポリアミン化合物を主成分とする新しいタイプの塗料です。この2つの成分を特殊なスプレーガンで吹き付けると、瞬時に化学反応を起こし、わずか数秒から数十秒という驚異的な速さで硬化します。この超速硬化性により、工期を劇的に短縮することが可能です。

また、硬化後の塗膜は、継ぎ目のないシームレスな一体型となるため、従来の防水シート工法などでは難しかった、複雑な形状の屋根や壁面、配管の根元部分などにも完全に密着し、高い防水性を実現します。

なぜポリウレア塗装は高防水・高耐久なのか?

ポリウレア塗膜は、ゴムのように柔軟でありながら、硬質プラスチックにも匹敵する強度を兼ね備えています。この独特な物性により、コンクリートの収縮や建物の振動、ひび割れに追従し、塗膜が破れることなく高い防水性を長期にわたって維持できます。

また、一般的な塗料と比較して、非常に高い耐摩耗性や耐衝撃性を有しているため、フォークリフトが頻繁に走行する床面や、重量物の落下が想定される場所など、過酷な使用環境にも耐えられます。

さらに、紫外線や温度変化に対しても強いため、屋外の屋上やタンクの防食などにも安心して使用できます。建物の構造体や設備そのものを長期的に保護することで、修繕や改修にかかるコストを大幅に削減し、メンテナンスサイクルの長期化に貢献します。

工場設備の腐食リスクを軽減するポリウレア塗装の耐薬品性

工場設備の腐食リスクを軽減するポリウレア塗装の耐薬品性

工場においては、酸、アルカリ、溶剤といったさまざまな薬品が使用されています。これらの薬品が設備に付着すると、腐食や劣化が急速に進行し、安全性や機能性を損なうリスクがあります。特に薬品を扱うエリアでは、高度な耐薬品性を備えた対策が不可欠です。

工場における薬品による腐食リスク

製造ライン、排水処理施設、貯蔵タンクなどは、常に薬品にさらされる可能性が高い場所です。薬品による設備の腐食は、設備の寿命を縮めるだけでなく、配管からの漏洩、設備の機能不全、さらには環境汚染といった重大な問題を引き起こす可能性も否定できません。

これらのリスクを回避するためには、高い耐薬品性を持つ塗料を選定し、設備を外部環境から保護することが非常に重要になります。腐食対策を怠ることは、予期せぬ設備の停止や、莫大な修繕コストに直結します。

ポリウレア塗料がもつ優れた耐薬品性

ポリウレア塗料は、その密な分子構造により、多くの酸、アルカリ、溶剤に対して高い耐性を発揮します。塗膜の内部に薬品が浸透することを防ぐため、腐食や劣化を効果的に抑制します。この特性から、化学薬品を貯蔵するタンクの内側をポリウレアでライニングすることで、内容物によるタンクの腐食を防ぎ、安全性を高めることができます。

同様に、薬品が飛び散る可能性のある床面や、排水処理施設の防食・防護ライニングとしても優れた効果を発揮します。希硫酸、苛性ソーダ、ガソリン、塩酸、硝酸、軽油、灯油など、多岐にわたる薬品への耐性が確認されており、多様な工場環境に対応可能です。

ポリウレア塗料塗装の具体的な施工事例

ポリウレア塗装は、その優れた特性から、従来の工法では難しかったさまざまな施設や環境で活用されています。商環境コニシ株式会社が手掛けた事例を参考に、その適用範囲の広さをご紹介します。

貯蔵ピットの防食

薬品を扱う製鉄所や化学工場にある貯蔵ピットは、常に腐食のリスクにさらされています。ポリウレアをライニングすることで、薬品によるコンクリートの腐食を効果的に防ぎ、設備の長寿命化と安全性の向上を実現します。短時間で施工が完了するため、施設の稼働を最小限に抑えられます。

屋上・防火水槽の防水

防火水槽や、屋上の防水工事にもポリウレアが採用されています。継ぎ目のない一体型の塗膜を形成するため、高い防水性を確保できます。既存の防水層の上から施工することも可能であり、工期短縮にも貢献します。

その他特殊な用途

ポリウレアは、一般的な防水・防食対策だけでなく、特殊な用途にも使用されています。例えば、シャッター部の補強や、鯉の池の防水、病院の屋根への施工など、多岐にわたる場所でその高い性能が評価されています。また、下水管や工場用水タンクの内部など、狭い空間や複雑な形状の箇所にも適用可能です。

工場設備の保全・延命化はポリウレア塗装で

工場の安定稼働を脅かす設備の老朽化や腐食は、高耐久・高防水・高耐薬品性を持つポリウレア塗装で解決できます。この記事では、従来の塗料では対応が難しかった過酷な環境でのポリウレアの優れた性能と、具体的な施工事例を解説しました。

しかし、最適なソリューションを見つけるためには、お客様の工場が抱える固有の課題をプロが正確に診断する必要があります。超速硬化による短工期、シームレスな一体型塗膜、そして高い耐久性は、長期的なメンテナンスコストを大幅に削減し、生産性の維持に貢献します。

ポリウレア塗装による設備保全をご検討中の責任者の皆様、ぜひ一度、商環境コニシ株式会社にご相談ください。工場の安全と生産性を守るための最適な計画をご提案します。

信頼と実績のあるポリウレア塗装で、未来に向けた設備投資を今、始めませんか?お電話、またはフォームよりお気軽にお問い合わせください。

ポリウレア塗料での塗装をご希望なら商環境コニシ株式会社

社名 商環境コニシ株式会社
代表者 古西 光義
設立 平成2年10月4日
資本金 1000万円
住所 〒652-0058 兵庫県神戸市兵庫区菊水町1丁目2−3
TEL 078-521-5711
FAX 078-521-5713
Eメールアドレス contact@lining-konishi.com
URL https://lining-konishi.com/
お問い合わせ時間 平日9:00 ~ 17:00(年末年始・祝日を除く)
建設業の種類 建築工事業
建設業許可番号 兵庫県知事 許可(般 - 30) 第114152号

メールフォームでのお問い合わせ・ご相談

メールでのお問い合わせ

お電話でもお気軽にお問い合わせください。

078-521-5711

平日9:00 ~ 17:00(年末年始・祝日を除く)