COLUMN
金属屋根の防錆塗装・防食塗装をお考えの方はいらっしゃいますか?
工場や倉庫の屋根を長持ちさせるには、屋根に防錆塗装・防食塗装を塗布することをおすすめします。一口に防食塗装といっても、用いる防食材や塗料には様々な種類があります。こちらでは、防食塗装の概要、防食材と塗料の種類の他、屋根の種類とメンテナンス方法をご紹介しますので、参考にしてください。
目次
工場や倉庫の屋根のメンテナンスを、定期的に行っていますか?屋根を長持ちさせるには防食塗装が欠かせませんが、防食塗装に使用する防食材や塗料には、様々な種類があります。ここでは、防食塗装についてと、防食材と塗料の種類をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
そもそも防食塗装とは、どのようなものなのでしょうか?
「防蝕塗装」とも表す防食塗装は、金属やコンクリートなどが腐食しないように、酸やアルカリ、薬品や油類から守るために行うものです。対象物に防食材と塗料を塗り重ね、できあがった層によって対象物を守ります。
防食塗装は化学工場・薬品工場・メッキ工場などの屋根や倉庫の他、配管やコンクリート、タンクなどに施工します。
屋根の防食塗装では、防食材と塗料を使用します。防食材と塗料には様々な種類があるので、それぞれの特徴を知っておきましょう。
・FRP材(ビニルエステル)
FRP材は耐アルカリ性と耐酸性に、非常に優れた防食材です。
・エポキシ樹脂
硬化の際の接着力が高いエポキシ樹脂の防食材は強度が高く、耐薬品性や靭性、機械的特性、電気絶縁性に優れています。
・不飽和ポリエステル樹脂
変性エポキシ樹脂の一種である不飽和ポリエステル樹脂の防食材は、耐薬品や耐酸性、耐溶剤性に優れています。
・ノボラック系
耐熱性や耐溶剤性、耐薬品性や耐酸性に優れているのが、ノボラック系の防食材です。
・変性ノボラック系
耐薬品性や耐酸性に優れている変形ノボラック系の防食材は、高温高濃度の酸に高い防食性があります。
・ビスフェノール系
伸び率が若干高いビスフェノール系の防食材は、耐薬品性や耐酸性、耐アルカリ性に優れています。
・アクリル塗料
古くから屋根の防食塗装に用いられてきたのが、アクリル塗料です。比較的安価ですが耐久性が低くなっています。
・ウレタン塗料
塗膜の光沢が非常に美しいのが、安価で様々な対象物に使えるウレタン塗料です。密着性や伸縮性に優れていますが、耐候性と光沢保持率が低くなっています。
・アクリルウレタン塗料
その名の通り、アクリルとウレタンを配合したのが、アクリルウレタン塗料です。アクリルとシリコンのそれぞれのよい部分を保有しており、シリコン塗料より安価ながら、アクリル塗料以上の耐候性が得られます。屋根の防食塗装の費用は抑えたいけれど、耐久性も求めたい場合におすすめです。
・シリコン塗料
価格と耐久性のバランスがよいのが、シリコン塗料です。汚れや紫外線に強いため耐用年数が長く、価格が手頃なことから、様々な建物の屋根の防食塗装に使用されています。ただし、グレードの幅が広く、塗料によって耐久性に差があるので、注意が必要です。
・セラミックシリコン塗料
シリコンにセラミックを配合したのが、セラミックシリコン塗料です。セラミックを配合することで、従来のシリコン塗料と比較して耐候性が高まるため、耐久性も高くなります。セラミックシリコン塗料は防汚染性だけではなく、防カビや防藻性にも優れているので、屋根の防食塗装に適しています。
・フッ素系塗料
塗料の中で最も高価なのが、フッ素系塗料です。フッ素系塗料は太陽光や紫外線に強く、親水性が高く塗膜に汚れがつきにくいので、メンテナンスの手間がかかりにくいことが特徴です。さらに、耐熱性や耐寒性、防カビ性や防藻性、低摩耗性や不燃性にも優れている、まさに屋根の防食塗装に最適の塗料です。
工場や倉庫の屋根がどのような形状をしているのか、ご存じない方も多いかと思います。工場や倉庫の屋根は、建物の大きさや業種により形状が異なります。下記では、工場や倉庫の屋根の種類と、メンテナンス方法についてご紹介しますので、ぜひ屋根の防食塗装を依頼する前にチェックしてみてください。
工場や倉庫によく使用されている屋根には、屋根の2種類があります。
・折半屋根
工場や倉庫の屋根の主流ともいえるのが、ジグザクな見た目が特徴的な折半屋根です。折半屋根は、ガルバリウム鋼板やフッ素鋼板、ステンレス鋼板を蛇腹のように折りたたんで作っているため、強度が強いことが特徴です。また、金属製のため耐火性もあり、安価で施工性も高いことから、大規模な工場や倉庫以外にも、駐車場や体育館などでも広く使われています。しかし、金属製の屋根のため錆びやすく、ジグザクの形状により排水機能が低いことから、防水塗装による、防水対策や防錆対策が欠かせません。
・波形スレート屋根
古くから工場の屋根の主流となっているのが、その名の通り波のように曲がった形状が特徴の、波形スレート屋根です。波形スレート屋根は1つの山の大きさで、大波スレート屋根と小波スレートの2種類に分けられます。波形の構造により防火性と耐火性に優れており、特に耐火性は、国土交通省から認定を受けるほどです。また、波形スレート屋根は耐久性と遮音性に優れていることから、鍛造工場やプレス工場など、騒音が発生しやすい製造業の工場の屋根に積極的に使用されてきました。しかし、古い波形スレート屋根の屋根材の多くに、アスベストが含まれていることから、近年では折半屋根が工場や倉庫の屋根の主流となっています。なお、社会問題となったアスベストの対策として、ノンアスベストの製品も多く販売されているので、工場の新築や建て替え時に、ノンアスベストの波形スレート屋根を、採用する企業も増えています。
工場や倉庫の屋根のメンテナンスを行うには、主に3つの方法があります。メンテナンス方法は屋根の状態によって異なるので、それぞれの特徴や施工方法を把握しておきましょう。
工場や倉庫の屋根に、7~8年に1度のタイミングで行うメンテナンス方法が、屋根の塗料を塗り直す塗装です。金属屋根では屋根材に劣化がなくても、ボルトが錆びてくる症状がよく見られます。ボルトが錆びると、ボルトの周辺の屋根まで錆びてしまい、穴やヒビができることで、雨漏りが発生してしまいます。雨漏りを防ぐためには、ボルトが錆びる前に、定期的に屋根の防水塗装・防錆塗装を行うことが欠かせません。屋根の防水塗装は、塗料を塗り替えるだけの簡単な作業のように思えますが、足場を組んだり、汚れを取ったりする作業なども必要となるので、一般的に5日以上の工期となります。
比較的安価なため依頼しやすいですが、7~8年に1度のタイミングで塗り直す必要があり、その都度費用が発生します。
カバー工法は、雨漏りが発生している屋根や、劣化が激しい屋根におすすめのメンテナンス方法です。現在設置されている屋根の上に、新しい屋根を重ねます。主に金属屋根をかぶせる工事がよく行われています。カバー工法では屋根を撤去しないため、工期が短縮できることはもちろん、コストも抑えることができます。工場や倉庫が稼働していても工事を行うことが可能です。また、既存の屋根と新しい屋根の間に、断熱材を入れることで断熱性を高め、建物内部の環境を向上することも可能です。しかし、既存の屋根が残っていることによって、屋根の葺き替えほどは長持ちしないため、長い目で見ると、葺き替えが最適な場合もあるます。施工前にしっかりとメンテナンス方法についてご検討ください。
現在設置されている屋根を取り除き、新しい屋根に替える方法が葺き替えです。経年劣化で屋根が破損した場合などに、葺き替えを行います。大規模な工場や倉庫では、葺き替え費用が高額になるだけでなく、屋根を取り替えるために生産活動を止めなければならないこともあるので、綿密にスケジュールを立てることが欠かせません。また、既存の屋根を撤去する必要があるので、工期も長くなります。
工事・倉庫の屋根材が2003年以前に生産された波型スレートの場合、アスベストが含まれています。葺き替え工事を行う際には別途アスベスト除去費用がかかるため、ご注意ください。
大掛かりな屋根のメンテナンスである、カバー工法や葺き替えには費用や日数がかかるので、定期的な屋根のメンテナンスである塗装を行い、工場や倉庫の屋根を長持ちさせることが大切です。商環境コニシ株式会社では、工場や倉庫、ガレージや貯水槽などの防水・防食塗装を行っております。工場や倉庫の屋根に、防水・防食塗装を行うことで、全面的な屋根の貼り替え工事の必要がなく、短い工期で屋根の長寿命化を実現することが可能です。商環境コニシ株式会社は、国内すべてを対応エリアとしており、日本全国どこへでも駆けつけますので、屋根の雨漏りや腐食が気になったら、お気軽にご相談ください。
工場や倉庫の屋根を長持ちさせるには、定期的なメンテナンスである、防食塗装が欠かせません。防食塗装で使用する防食材や塗料には様々な種類があるので、防食塗装を手掛ける業者にご相談ください。
また、屋根材のメンテナンス方法には主に塗装、カバー工法、葺き替えがあります。屋根工事を行う前に、それぞれの特徴を確認しておくことをおすすめいたします。
商環境コニシ株式会社では、屋根の状態はもちろん、お客様のご要望やお困りごとに合わせて、最適な防食塗装をご提案させていただきます。直接現場の調査から打ち合わせ、お見積もり、設計、施工管理まで、自社一貫体制で承ります。そのため外注費が発生せず、コスト削減を実現します。
これまで様々な現場で培ってきたポリウレア施工実績と経験により、大規模な施設はもちろん、多種多様な施設・設備へご提案が可能です。施設・設備の防水・防錆・防食に関することなら、商環境コニシ株式会社までお問い合わせください。
社名 | 商環境コニシ株式会社 |
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代表者 | 古西 光義 |
設立 | 平成2年10月4日 |
資本金 | 1000万円 |
住所 | 〒652-0058 兵庫県神戸市兵庫区菊水町1丁目2−3 |
TEL | 078-521-5711 |
FAX | 078-521-5713 |
Eメールアドレス | info@lining-konishi.com |
URL | https://lining-konishi.com/ |
お問い合わせ時間 | 平日9:00 ~ 17:00(年末年始・祝日を除く) |
建設業の種類 | 建築工事業 |
建設業許可番号 | 兵庫県知事 許可(般 - 30) 第114152号 |
許可の有効期限 | 平成30年7月30日から平成35年7月29日まで |
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