コラム

ポリウレアの優れた特徴1.耐薬品性

ポリウレアは高い耐薬品性を有しており、他の薬品と化学反応を起こすことがほとんどありません。水との相性もよく高い耐水性を誇っているため、保護剤として優れた適性を持つのが特徴です。下水や排水におけるコーティング剤の役割はもちろんのこと、雨風に晒されることが多い工場や倉庫の屋根の塗装など、幅広い分野で活躍してくれます。

ポリウレアは通常スプレー工法にて散布されます。広範囲に細かく塗布できるため、薬品が浸透しやすく、長期的に高い品質を保ったまま防錆、防食に関わる塗装効果が期待できるのです。

ポリウレアの優れた特徴2.強度と伸び

ポリウレアを利用して行われるライニングの最大の魅力は、高い防水性と強度です。しかし、なぜ樹脂で高い強度を誇れるのだろうと考える方も多いかもしれません。その理由は「伸びがよいから」です。コンクリート部分に塗布しても、傷ついた部分まで細かく浸透し伸びる性能を持つため、水を通さないコーティングができます。

伸張性、収縮性にも非常に優れた素材である点が、塗布した場所の強度を上げることにつながっています。屋根部分に塗布することで、防錆対策を行いながら中長期的な屋根の維持効果も期待できるため、注目が集まっている素材なのです。

ポリウレアの歴史は浅い

1989年に日本に上陸したポリウレアは、国内外問わず歴史がまだ浅い樹脂です。もともとは車の修理に関わる材料として開発されましたが、現在では塗布を目的とした材料として使用されることが主流化されています。

工場や倉庫の屋根に留まらず、近年では船舶や外壁の強化を目的とした塗装や下水、排水など水回りに関わる部分の強化を目的としても使用されています。高い耐水性を有していることを利用して、強化やコーティングが難しい部分を中心に採用されている樹脂です。

国内で実際に塗布剤として工事が行われるようになったのは、1994年頃といわれており、スワエールスプレー工法によるライニングが施工されてきました。使用用途に合わせて適宜施工内容が変えられ、現在に至ります。

商環境コニシ株式会社では、工場や倉庫の屋根への防錆対策やコンクリート剤に対するスプレー工法など幅広く対応しております。ポリウレアを活用することで、全面的な屋根の張り替えを行う必要もなく、屋根の長寿命化に期待できます。屋根以外にも水回りをはじめ、様々な部分へポリウレアの塗布を検討されている方は、ぜひ事業内容を一度ご確認ください。