コラム

塗床とはどのような工事か

塗床とは床の表面をコーティングして、劣化を防ぐための仕上げの工事です。床は、壁や天井よりもダメージを受けやすく劣化が早いため、通常の塗装だけでは、すぐに塗装が剥がれたり、ひび割れたりしてしまいます。

そのため、様々な特性を持った塗料を用いて塗装を行うことにより、劣化を防がなければなりません。

塗床工事の目的

塗床工事の主な役割は、以下のとおりです。

床の表面を保護する

床は様々な衝撃を受けますので、消耗が激しい場所の一つです。塗床工事は、傷や汚れなどから床を保護し、損傷を防ぐ役割を果たします。

適切な衛生管理を行う

食品工場や水産工場など、食品を扱う施設では、作業空間の清潔さが求められます。洗剤や水、油などにより床が傷むと、塗装が剥がれたり、ひび割れが生じたりと不衛生な環境になりかねません。塗床工事によって床の劣化を防ぐことで、工場施設内の適切な衛生管理が可能です。

安全性を確保する

水や油を使用する工場施設では床が滑りやすく、作業者が転倒する危険性があります。塗床工事で防滑塗装することで、転倒や怪我のリスク軽減が可能です。

塗床業者を選ぶ際のポイント

塗床工事は、業種や業務内容、施設の種類などによって様々な施工方法があります。そのため、工場施設の性質に合った、適切な工事を行ってくれる業者を見つけることが大切です。

塗床業者を選ぶ際のポイントは以下のとおりです。

適切な下地処理を行っているか

塗床工事を適切に行うためには、下地処理が大切です。下地処理を怠ると、塗装の仕上がりが悪くなり、塗装の剥がれやひび割れを引き起こす可能性があります。

油脂や水分の除去、研磨、収縮防止措置など、塗装を施す床の状態に合わせて適切な処置を行ってくれる業者を選びましょう。また、塗床工事を依頼する際に、下地処理について確認してください。

同じような工場施設の実績が豊富にあるか

似ている工場施設や環境の工事実績が豊富な業者を選ぶことも大切です。実績があるということは、適切な施工をして評価を受けている、知識や経験が十分にあると推測できます。経験が豊富であれば工事がスムーズに進み、適切な塗装工事が行えるでしょう。

工場施設の性質に合わせた工事方法を提案してくれるか

工場施設内の環境、業務内容によって床に必要な機能は変わります。そのため、現場調査を丁寧に行い、打ち合わせでどのような機能が必要か、しっかりヒアリングしてくれる業者を選ぶのがおすすめです。

工場施設の塗床にはポリウレアがおすすめ

ポリウレアは次世代ライニング材とも呼ばれており、耐薬品性や耐熱性、防水性、耐摩耗性、防食性など、優れた機能性が特徴です。工場施設のダメージを受けやすい床には、耐久性の高いポリウレアを使用した塗床工事が望ましいでしょう。

塗床工事をご検討中でしたら、塗料にポリウレアを採用している業者を選ぶことをおすすめします。