コラム

ステンレス屋根の特徴

屋根材としてよく使用されるステンレス屋根の特徴は、以下のとおりです。

錆が発生しにくい

ステンレスを主成分としているため、基本的に錆が発生しにくいといえます。その特性から、キッチンや洗面台など、水回りの設備にもよく使われている素材です。屋根は雨風にさらされる設備ですので、錆に強いステンレスの使用がおすすめです。

熱伝導率が低い

金属の中で、ステンレスはもっとも熱伝導率が低い素材です。そのため、外部からの熱が内部に伝わりにくく、ほかの素材の屋根と比較すると、夏場でも過ごしやすくなります。

軽量な素材

ステンレスそのものが軽量な素材のため、ステンレス屋根も軽量になる特徴があります。軽量な素材を利用することで、耐震性の向上が可能です。地震が頻繁にある地域や、交通量の多い道路の近く、線路の近くなど、振動の強い場所ではステンレス屋根の採用をおすすめします。

耐久性に優れている

ステンレス屋根は、ほかの鋼板よりも硬いのが特徴です。そのため、へこみや損傷が起こりにくい傾向があります。また、ビスや雪留め金具などの電蝕のおそれがありませんので、オールステンレスでの仕上げが可能です。

耐用年数が長い

ステンレス屋根は、耐用年数が長いことも特徴の一つです。一般的な耐用年数は、約50年といわれています。耐用年数自体は長いですが、年月が経つとともに表面の塗装が剥がれてきたり、ステンレス屋根自体が破損したりしますので、10～20年に1回はメンテナンスを行ってください。

メンテナンスの必要性

耐久性に優れ、耐用年数が長いステンレス屋根ですが、定期的なメンテナンスは必要です。耐久性が高くても、屋根は長時間直射日光や雨風にさらされるため、長い期間放置していると色褪せが発生します。

また、耐久性はあっても傷はつきやすいため、定期的に点検を行い、破損箇所がないかチェックしなければなりません。飛来物の接触により破損が発生した場合、小さい破損でも水漏れや錆を引き起こす可能性があります。内部の建材の劣化にもつながりますので、メンテナンスは定期的に行ってください。

ステンレス屋根にはポリウレア施工がおすすめ

ステンレス屋根の耐久性を高め、メンテナンスの頻度を減らすためには、ポリウレア施工がおすすめです。ポリウレアには耐水性や耐熱性、防食性、耐摩耗性、耐薬品性など様々な優れた特性があります。

ステンレス屋根にポリウレア塗装を施すことで、強度を高めることが可能です。もともと耐久性の高いステンレス屋根ですが、ポリウレア塗装を行うことでより耐久性が高まり、メンテナンス頻度の軽減も期待できます。

ステンレス屋根の塗装をお考えでしたら、ポリウレア施工を行っている業者に相談しましょう。