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ポリウレア塗装は、近年注目を集めている高性能な防水・防食技術です。特に工場や倉庫、ガレージ、化学工場などの産業施設で広く採用されています。
ポリウレア塗装の価格設定は複雑で、多くの要因が影響します。そのため、適正価格を把握することが重要です。
こちらでは、ポリウレア塗装の価格に影響する要因、見積り時のチェックポイントをご紹介します。
ポリウレア塗装の価格に大きな影響を与える要因の一つが、使用する塗料の品質と種類です。例えば、NUKOTE製品のポリウレア樹脂には以下の種類があります。
これらの種類によって、以下のような特性に違いが生じます。
種類 | 伸び(%) | 耐熱性 | 硬化時間(秒) |
---|---|---|---|
標準型 | 400 | 気体120℃ 液体85℃ | 15~45 |
高強度型 | 375 | 気体120℃ 液体85℃ | 15~45 |
高耐候性型 | 300 | 気体60℃ | 10~30 |
使用目的や環境に応じて適切な種類を選択することが重要です。例えば、屋外の防液堤には高耐候性型が適していますが、価格は比較的高くなります。一方、屋内の床面保護には標準型で十分な場合が多く、コストを抑えられます。
また、塗料の品質も価格に影響します。高品質な塗料は初期コストは高くなりますが、耐久性が高く長期的にはメンテナンス費用の削減につながる可能性があります。
適切な塗料の選択は施工の成功と長期的なコスト効率に大きく影響するため、専門家に相談しながら決定することをおすすめします。
ポリウレア塗装の価格に大きな影響を与える要因の一つが、下地処理の必要性と程度です。適切な下地処理は、ポリウレアの性能を最大限に引き出すために不可欠です。
下地処理の程度は、基材の状態や環境条件によって異なります。
下地処理の程度が高いほど作業時間と労力が増加し、結果として価格も上昇します。
また、環境条件によっては特殊な下地処理が必要になることもあります。高湿度環境や化学物質に晒される場所ではより入念な下地処理や特殊なプライマーの使用が求められ、これらも価格に反映されます。
適切な下地処理は初期コストを上げますが、長期的には塗装の寿命を延ばし、補修や再塗装の頻度を減らすことができます。そのため、トータルコストの観点からも重要な工程といえるでしょう。
ポリウレア塗装の価格を左右する大きな要因の一つが、施工の難易度と作業環境です。
これらの要因により施工の難易度が上がると、必要な人員や機材、作業時間が増加し、結果として価格に影響を与えることになります。
適切なポリウレア塗装の見積書には、以下の項目が明記されているべきです。
これらの項目が明確に記載されていることで、施工内容や費用の透明性が確保されます。特に塗料の詳細情報は品質や耐久性に大きく影響するため、具体的な製品名やメーカー名の記載が重要です。
また、面積や単価の明記により、追加工事が発生した際の費用計算が容易になります。工程表の記載は、工事の進捗状況を把握する上で役立ちます。
見積書の各項目をしっかりと確認することで、適切な施工内容と妥当な価格での契約が可能となります。不明点がある場合は、施工業者に詳細な説明を求めましょう。
ポリウレア塗装の見積りを行う際、基本的な施工費用以外にも追加費用が発生する可能性があります。こちらでは、追加費用が発生しやすい要素について詳しく解説します。
現場の状況によっては追加の作業が必要となり、費用が増加する場合があります。具体的には以下のような状況が挙げられます。
これらの状況では追加の労力や時間、資材が必要となるため、費用が上乗せされることがあります。
同じポリウレア塗装でも、使用する材料によって費用が変動します。例えば、耐久性や機能性の高い材料を選択すると初期費用は高くなりますが、長期的にはメンテナンス費用の削減につながる可能性があります。
以下のような特殊な条件下での施工は、追加費用が発生しやすいです。
施工箇所に設備がある場合、その移動や養生にかかる費用が追加されることがあります。
これらの要素を事前に把握し、見積りの段階で確認することで、予期せぬ追加費用を防ぐことができます。また、複数の業者から見積りを取得し、比較検討することをおすすめします。
ポリウレアとは主剤成分のイソシアネートと、アミノ基(ポリアミン)の化学反応により生成されるウレア結合を基本とした樹脂化合物です。防水性、耐薬品性、耐摩耗性、耐熱性、防食性に非常に高い能力を発揮します。
ポリウレア塗装の価格は施工面積、下地処理の必要性、使用するポリウレアの種類などによって変動します。そのため、一概に相場を提示することは難しいのが現状です。詳細な費用を知りたい場合は、施工業者に見積りを依頼することをおすすめします。
商環境コニシ株式会社は、吹き付けるだけで強力な皮膜を形成する次世代ライニング材「ポリウレア」を活用することにより、全面的な屋根の張り替え工事を行う必要もなく、短い工期で屋根の長寿命化を実現します。ビジネスパートナーの建設会社に設計や施工、またはその一部を外注することはないため、外注費のない適正価格で施工が可能です。これまで様々な現場で培ってきた経験と実績により、大規模な施設はもちろん、多種多様な施設・設備へご提案が可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
社名 | 商環境コニシ株式会社 |
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代表者 | 古西 光義 |
設立 | 平成2年10月4日 |
資本金 | 1000万円 |
住所 | 〒652-0058 兵庫県神戸市兵庫区菊水町1丁目2−3 |
TEL | 078-521-5711 |
FAX | 078-521-5713 |
Eメールアドレス | contact@lining-konishi.com |
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建設業の種類 | 建築工事業 |
建設業許可番号 | 兵庫県知事 許可(般 - 30) 第114152号 |
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