コラム

手順1：塗装工事の依頼

防液提は、コンクリートやセメントなどで作られている場合が多く、耐久性・耐熱性・断熱性に優れています。

しかし、経年劣化はもちろん、せき止めた油分、水分、薬品が化学反応を起こし、腐食や錆などが進んでいるおそれがあります。

これらを回避するためには、塗装工事を行うことが必要です。防液提の表面に薬剤を塗布し、コーティングする必要があります。冷凍倉庫や薬品工場など、取り扱っている内容や場所に即した薬剤を採用することが大切です。

手順2：塗布する前に

まずは、防液提周りを洗浄し、塗装の下地処理を行わなければなりません。

コンクリートで構造されている場合は、薬剤を広範囲かつ深い部分まで浸透させる必要があります。薬剤の浸透が早くなるように、洗浄後に機材を使用し、摩擦をかけます。

摩擦をかけることで、コンクリートの表面に細かな傷をつけ、薬剤がしっかりと浸透するよう整えていきます。特に防液提のように複雑な形をしている場合は、細かな研磨ができる機材を用いて行わなければなりません。

その後、下地となるプライマーを重ね塗りし、耐熱・耐水、断熱の対策を行います。

手順3：塗布

プライマーを塗布して乾いた後は、保護用の樹脂を塗装していきます。使用する樹脂の種類にもよって特徴が異なりますが、水飴のような硬さで伸縮性に優れた樹脂を採用するケースが少なくありません。

塗装のポイントとしては、コンクリートの表面に浸透するように塗っていきます。最後にトップコートを重ねたら完成です。使用する塗料にもよりますが、早ければ即日で完了します。凹凸がある形をしていても、ブラシや専用機材を利用することで細かい部分も塗ることができるため、問題なく塗装することが可能です。

薬品や水・油を使用する薬品工場や冷凍倉庫などでは、防液提は非常に重要な役割を担っています。防液提の機能を失うと、万一設備や装置から液体が漏れ出した際には周囲に広がってしまいます。健康被害や環境破壊に陥るケースも少なくありません。このような事態を未然に防ぐためにも、定期的にメンテナンスを行うことが大切です。

兵庫に工場・倉庫を所有している方で、耐熱性・断熱性の向上を目的とした塗装工事を検討されている場合は、商環境コニシ株式会社までご相談ください。

商環境コニシ株式会社では、速乾性があり、高い耐久性を有する塗料を使用し、お客様の工場・冷凍倉庫などのメンテナンスを承っております。ご相談から施工完了まで一貫体制で行わせていただきますので、安心してお任せください。