コラム

ポリウレアの基本構造

ポリウレアは化合物の1種で、活性水素基と呼ばれるアミンを利用して作られています。ポリウレタンと同じ技術で作られている化合物ですが、活性水素基であるか否かが大きな違いです。発熱反応をベースとし、ポリイソシアネートとも似た構造になっているのが特徴の一つです。

似た特徴を持つポリウレアとポリウレタンですが、活性水素基を採用していることでポリウレア樹脂は大きな発展を遂げたといわれています。ポリウレタンにとっての欠点とされていた耐熱性や耐衝撃を有し、物質として大きな向上を果たした点は大きなメリットです。

ポリウレアの中にある構造の一つであるC-N結合は、ポリウレタンよりも強く、耐熱性と耐衝撃に加えて弾性力も持つ基材です。ポリウレアを塗装に採用することで、従来問題視されていた耐熱などの問題が解消されたといわれています。

ポリウレアは水分に強い構造

また、水分との相性もよく防水性も高いため、塗布しても水分が染み込み劣化するなどのトラブルも発生しません。水面に塗布しても強度や耐久性が損なわれることが無い点も魅力です。また、硬化後は紫外線などの影響を受けることもなく、長期間効果を発揮します。

ポリウレタンを利用していた際は、水分や紫外線に敏感のため、定期的にメンテナンスしなければなりませんでした。さらに、紫外線対策として塗布後はさらにトップコートを利用しなければならなかったため、手間を大幅に縮小できるようになったともいえます。

強い耐性力

従来のポリウレタンとは違う強い耐性を有しているポリウレアは、塗装面で大きな活躍をしてくれます。不可能だといわれていた環境で活躍しています。しかし、組み合わせによっては相性が悪い場合もあり、完璧とはいえない点もあります。

コストを重視しすぎて安価過ぎる素材と組み合わせた場合は、特性が低くなる可能性が高いです。コストを抑えることは大切ですが、やりすぎると逆効果になることもあるので注意が必要です。しかし、試験データも十分にそろっており、ポリウレアは強い耐久性のある素材として近年需要が高まっています。

さらに、特性を生かし塗装において優れた効果を発揮しています。商環境コニシ株式会社でも、ポリウレアを使用した防食塗装を行っております。できるだけ安い価格で、高品質・短期間での施工を行える点が強みです。

ご相談いただければ、コスト削減など親身な対応も受け付けております。防水塗装をお考えの方や、防食塗装を検討している場合は、ぜひ一度商環境コニシ株式会社までご相談ください。